2024年2月21日に放送されたゲームゲノムの感想です。
ゲームゲノムとは
「あなたの心に刻まれた“ゲームの遺伝子”を呼び覚ます!」をテーマに様々なゲームの製作陣をゲストに呼び、作品にかける思いを伝えてもらう番組です。
過去にはMother、サクナヒメ、バイオハザード、ロマサガ、This War of Mine等が取り上げられており、今回NieR:Automataが取り上げられるとのことで視聴しました。
(NHK+で見逃し配信もされてます)
感想
宣伝文句として、「作品史上最大のネタバレを含みます」と言われていたので視聴前の期待値は相当高かったです。
周年イベント等でも製作陣の思いが語られる機会はあまり無く、久々の公式からの供給になりますから画面に張り付いてました。
放送内で個人的に印象的だったのは、
沢山の犠牲の上にハッピーエンドは成り立たない。
プレイヤーは自信が犯した罪(敵である機械生命体の破壊)に対して罰(味方を手にかけないといけない)を受ける。
というもの。
この罪と罰という作中でも語られるテーマが私たちプレイヤーに向けられたものであるということを聞いたときに、はっとさせれました。
私はゲームや映画などを見るときに作品世界と自分自身を切り離して考えています。
もちろん、ストーリーの中で得られる教訓や考えを自分自身に落とし込むことはありますが、
NieR:Automataの世界においては、機械生命体を破壊しているのは2B達アンドロイドであってその報いを受けるのも彼女たちだと思っていました。
しかし、ヨコオさん曰く罪と罰の対象はキャラクターを操作している我々プレイヤーであり、画面の向うの製作陣からの我々プレイヤーへのメッセージなんだと感じました。
確かに、本作はプレイヤーの選択によってメインルートの5つ以外にも20を越えるエンディングが存在します。
そのエンディングのほとんどがバットエンドであり、その理由も我々プレイヤー達に対する罰なのかもしれません。
罪と罰以外にも本作最後のシューティングゲームについても放送では言及されています。
私自身もどこかのだれかのためにセーブデータを犠牲にした1人ですが、高難易度シューティングに同志達が駆けつける展開が激熱でした。
そして、シューティングで破壊するのがこの結末を準備したスタッフ達というのがなんとも。
プレイヤーとゲーム世界を切り離して考えていた当時は同じプレイヤーを助けるために自分のデータを消すまでするか?と思いましたが、
罪を犯したアンドロイド達を助けたいと願うなら罰としてプレイヤーの生きた証(命)であるセーブデータを捧げ罪を背負う必要があったのだと、今なら納得できます。
そして、シューティングクリア後に表示される特別なタイトル画面がいいんだよね……。
見逃し配信
ゲームゲノム NieR:Automata編はNHK+にて2024年2月28日まで配信中です。
私は配信終了後も見たいので自宅で録画しましたが、
見逃し配信では2BROの御三方による副音声バージョンもたのしめますので是非。
また、ゲームゲノム公式では製作陣がゲームゲノム放送にあたって作品にかけた思いを文字で語る『ゲームゲノムNote』も配信されています。
本記事執筆時点では、NieR:Automata編は投稿されていませんが、
こちらも投稿され次第チェックしたいと思います。
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。
人類に、栄光あれ!
今回は田浦さんのモテテク伝授イベントなかったな。